［最上町］（株）ONUMA LEAP FOOD FACTORY 大沼寿彦さん

「作ったものをどう売るか」という命題への僕なりのアンサー。

夢は広がり続けています

見た目は生のシャインマスカットですが、食感はまるでジェラートのよう…。㈱ONUMAが2020年暮にデビューさせた「夢みるシャインマスカット」は実に衝撃的な製品です。今のところ店舗での販売や小売店等への卸しなどは行っていませんが、まずはECサイトでの直売から始めて、いずれは店舗での販売も考えていきたいとのこと。イベント出店のオファーも来ているらしく、体制が整えば積極的に出ていきたいと大沼さんは話します。

この商品を作ったきっかけは、「父親がシャインマスカットを作っていたから」という単純な理由でしたが、元々農業やフードロスへの関心が高かったということや、「作った後で商品としてどう流通させていくか」という経営者の視点から食品加工（と流通）の世界に関心が向いていったといいます。

その中で農家の後継者不足問題や六次化産業の難しさにも直面しましたが、『生産したものに付加価値を付けて売る』という商売の基本に立ち返って考えた時、「これが農業の諸問題解決に向けた一つのモデルになるのでは？」と考え生まれたのがこの「夢みるシャインマスカット」だったのです。

現在はシャーベットバージョン（試作中）、最上産のお米を使った「こめ愛す」など自社商品を作りつつ、量産の準備を進めています。

「LEAP FOOD FACTORY」というサブネームには、「夢が持てるものづくりに取り組んでいきたい」という大沼さんの強い意志と壮大な夢が込められているのです。

（株）ONUMA LEAP FOOD FACTORY

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