[鮭川村](有)熊谷園芸 長倉千鶴 さん

2020年9月1日

平成12年までは他の仕事をしながら家業を手伝っていたが、13年からはこの仕事一本に。現在は販売担当として出荷全般をコントロールしている長倉さんにお話をお聞きしました。

 

いろいろな表情を見せる薔薇は、とっても素敵な花だと思います

鮭川村京塚に約5300坪の広い園芸場、その中に8棟の薔薇専用の水耕栽培ハウスを構える(有)熊谷園芸。そこで小売統括をつとめているのが長倉千鶴さんです。

 

「栽培品種はほぼ薔薇です。ほかには夏にりんどう、冬にスノーボールを少し手掛ける程度です。薔薇の大半は関東や関西の市場へ出荷されます。地元への卸はあまり行っていませんが、事前に予約をもらえれば個人のお客様にもお分けしています」。実際に近隣の地域から定期的に購入に来られる方もいるそうです。

 

「薔薇は温度管理が大変ですし、そもそも病気に弱い花なので気を使います。でも、薔薇は咲き方そのものに表情がありますし、色の美しさは数ある花の中でも群を抜いていると思います。価値のある花を作っているという意味では誇りを持って仕事をしています」。

 

千鶴さんは、出荷先の需要を見極め適正な量を出荷させるという非常に重要なポストにあります。プレッシャーも相当なのでは?「でも、日々のことですからねぇ」と屈託のない笑顔で答える千鶴さんの表情、薔薇に負けていませんでね!